最新 地学事典 「破砕斑晶片」の解説
はさいはんしょうへん
破砕斑晶片
broken phenocryst ,broken crystal
破断面をもつ斑晶鉱物。破断面は二次元断面での不自然な形状や,切断された累帯構造から認識される。降下軽石や火砕流堆積物の遊離結晶,溶結火砕岩に多い。溢流溶岩では少ないが,火砕成溶岩に多い(例:浅間火山鬼押出溶岩の7割以上)。軽石粒子内やドーム溶岩,パン皮状火山弾では複数の結晶片が近接する組織がしばしば認められる。結晶破砕の要因として,メルト包有物の発泡,噴出・流動時の剪断,爆発による衝撃などが考えられる。参考文献:M. G. Best et al. (1997) Geol. Soc. Amer. Bull., Vol. 109: 63
執筆者:安井 真也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

