山川 日本史小辞典 改訂新版 「硫黄島の戦」の解説
硫黄島の戦
いおうとうのたたかい
太平洋戦争で米軍の硫黄島攻略にともない,1945年(昭和20)2~3月におこった日米間の激戦。アメリカはマリアナ諸島から日本本土を爆撃するB29の不時着場と護衛戦闘機の基地を入手するため,砲爆撃のあと2月19日に上陸を開始。日本は地下坑道陣地を構築して勇戦したが,栗林忠道中将が3月17日に訣別電を発したあと玉砕。アメリカの人的損害は日本より多かった。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報