硬炭(読み)コウタン

デジタル大辞泉 「硬炭」の意味・読み・例文・類語

こう‐たん〔カウ‐〕【硬炭】

岩など不燃成分の混じった、品質の悪い石炭。ぼた。
硬質の石炭。特に、無煙炭。⇔軟炭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「硬炭」の意味・読み・例文・類語

こう‐たんカウ‥【硬炭】

  1. 〘 名詞 〙 ぼた(頁岩)の混入した、品位の劣る石炭。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

岩石学辞典 「硬炭」の解説

硬炭

英国では,すべての硬い石炭,またはデュレイン(durain)をいうが,米国では無煙炭(anathracite)をいう[Tomkeieff : 1954].硬炭は炭質頁岩に近い灰分の多い粗悪炭を指す場合がある[渡辺編 : 1935].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android