硯村(読み)すずりむら

日本歴史地名大系 「硯村」の解説

硯村
すずりむら

[現在地名]大原町下布施しもぶせ

名熊なぐま村の北東に位置する。下布施村の小村であったが、領内では一村扱いされ、延宝五年(一六七七)の中滝領分知帳(中村家文書)に下布施郷硯村とみえる。高三四四石余で旗本阿部正明領、高八三石余は同阿部正房領。のち正房領分は谷堀やつぼり村に編入されたと考えられ、享保四年(一七一九)の高三四四石余(石野家文書)、以後村高・領主ともに幕末まで変わらない(旧高旧領取調帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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