碁石頭(読み)ごいしがしら

精選版 日本国語大辞典 「碁石頭」の意味・読み・例文・類語

ごいし‐がしら【碁石頭】

〘名〙
① 鎧(よろい)の伊予小札(いよこざね)一種。札の頭を山形に二つに割り、それぞれの頭を丸くしたもの。その形が碁石を並べたようにみえるところからいう。
※浄瑠璃・文武五人男(1694)四天王「ほまれはくちぬこがねざね、ごいしがしらのひしとぢに」
矢羽の一種。熊鷹(くまたか)尾羽を先に白みが少しあるように取ったもの。碁石。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕
③ 兜(かぶと)の一種。鉢に碁石のような凸形の小点が数個あるもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android