デジタル大辞泉 「熊鷹」の意味・読み・例文・類語 くま‐たか【熊×鷹】 タカ科の鳥。全長は雄が72センチ、雌が80センチくらい。頭に冠羽があり、上体は黒褐色、腹は白に茶の斑がある。北海道から九州の山地にすむ。鷹狩りに用いられた。《季 冬》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「熊鷹」の意味・読み・例文・類語 くま‐たか【熊鷹】 〘 名詞 〙 ( 「くまだか」とも )① タカ科の鳥。全長約八〇センチメートル、翼開張一・六メートルに達する大形のタカ。背面は濃褐色で他は白く、くびには黒褐色の縦斑、腹面には褐色の横斑が多数ある。頭に小さな羽冠があり、あしは指の基部まで羽毛でおおわれる。山地の森林にすみ、ウサギ、キジなどを捕食。古くから鷹狩に用いられ、また尾羽は矢羽(やばね)として用いられる。インドから東南アジアに広く分布、日本では留鳥。《 季語・冬 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕② 性質が凶暴な者、また、貪欲な者。[初出の実例]「身の讎となるをもわかで欲にのみ人や鵰又さけのゑい」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例