化学辞典 第2版 「磁化率温度測定」の解説
磁化率温度測定
ジカリツオンドソクテイ
temperature measurement by magnetic susceptibility
常磁性塩の磁化率は,ほぼ温度に反比例して変化する
(χ = c/T).
磁化率を測定して,この関数を用いて温度を知る方法をいう.コイルのなかに常磁性塩を入れたときと入れないときのインダクタンスの違いから磁化率χを知ることができる.インダクタンス測定には,ハーツホン(Hartshorn)ブリッジが用いられる.既知温度領域(1~4 K)での測定で,まず定数cの値を求めておけば,未知温度でのχの測定から温度の値を知ることができる.[別用語参照]極低温
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報