磯部神社(読み)いそべじんじや

日本歴史地名大系 「磯部神社」の解説

磯部神社
いそべじんじや

[現在地名]氷見市磯辺

阿尾あお川上流の谷間に位置する。旧村社。「延喜式」神名帳射水いみず郡一三座の一つとされる。祭神を天日方奇日方命あるいは櫛日方命とするが、土地開拓の祖とされる磯辺公であろうとみられる。ただ正徳二年(一七一二)の射水郡社号帳(上田家文書)等は火宮大明神を式内礒部神社としている。「越中国式内等旧社記」などは「称山王社」とする。「イソベの宮には戸が立たぬ」といわれ、拝殿には戸が入れられておらず、年中吹通しのままであったが、近年建替えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android