礼無し(読み)イヤナシ

デジタル大辞泉 「礼無し」の意味・読み・例文・類語

いや‐な・し〔ゐや‐〕【礼無し】

[形ク]礼儀を欠いている。無礼である。
「まつろはず―・き人等ひとどもなり」〈・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「礼無し」の意味・読み・例文・類語

いや‐な・しゐや‥【礼無】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 無礼である。失礼である。うやなし。
    1. [初出の実例]「是の時に百済の王(こきし)の族(やから)酒君(さけきみ)の无礼(ヰヤナシ)」(出典日本書紀(720)仁徳四一年三月(前田本訓))

うや‐な・し【礼無】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 失礼である。無作法である。いやなし。〔水戸本丙日本紀私記(1678)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android