社会的養護自立支援事業(読み)しゃかいてきようごじりつしえんじぎょう

知恵蔵mini 「社会的養護自立支援事業」の解説

社会的養護自立支援事業

児童養護施設里親の元で生活している子どもの支援を22歳まで自治体が行う制度。同制度は厚生労働省が2017年に自治体に通知し実施されているもので、児童養護施設や里親の元で生活している子どもは原則18歳で養育期間が終了し、その後の自立支援や経済的負担課題となっていたことから、国の補助で自治体が原則22歳になる年度末まで居住費及び生活費を支給し、生活相談員や就労相談員による生活上の相談や進路・就労相談を行う。20年12月、同制度に関して総務省行政評価局は、自治体の中には施設などを離れたことで居住費や生活費の支援を認めないケースがあるとして、厚生労働省に対策をとるよう勧告をした。

(2020-12-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android