(読み)シ

デジタル大辞泉 「祉」の意味・読み・例文・類語

し【祉】[漢字項目]

常用漢字] [音](慣)
神の恵み。さいわい。「福祉
[名のり]とみ・よし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「祉」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 8画

(旧字)
人名用漢字 9画

[字音]
[字訓] さいわい

[説文解字]
[甲骨文]

[字形] 形声
声符は止(し)。〔説文〕一上に「なり」、次条に「なり」とあって、福祐をいう。〔詩、大雅、皇矣〕に「(さいは)ひを受く」とみえ、神より与えられるものをいう。〔詩、周頌、烈文〕にも、「(こ)のを錫(たま)ふ」の句があり、その恩をいう。

[訓義]
1. さいわい、神の恩恵

[古辞書の訓]
名義抄 サイハヒ

[語系]
・止・趾・阯(址)tjiは同声。神の証迹としてあらわれるものを阯という。その証迹によって幸慶のあらわれることを、というのであろう。

[熟語]
祉祥祉祚祉福祉祐祉禄
[下接語]
遐祉・嘉祉・元祉・降祉・寿祉・受祉・祥祉・頌祉・垂祉・綏祉・聖祉・多祉・帝祉・発祉・丕祉・流祉・禄祉

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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