祐善(読み)ユウゼン

デジタル大辞泉 「祐善」の意味・読み・例文・類語

ゆうぜん〔イウゼン〕【祐善】

狂言舞狂言。旅の僧が京都五条油小路のあんで雨宿りしていると、狂死した傘張り祐善の亡霊が現れ、最後ありさまを謡い舞う。

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精選版 日本国語大辞典 「祐善」の意味・読み・例文・類語

ゆうぜんイウゼン【祐善】

  1. 狂言。各流。舞狂言。若狭国の僧が京都五条油小路でにわか雨にあい、近くの庵(いおり)に立ち寄ると、狂い死にした傘(かさ)張り祐善の亡霊が現われ、回向を頼んで消える。僧が念仏をすると亡霊が再び現われ、傘尽くしの謡(うたい)をうたい舞を舞う。

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