和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「祝い膳」の解説 いわいぜん【祝い膳】 婚礼、正月などの節句、食い初め、賀寿(還暦・喜寿・米寿など)などのめでたい席で祝意を込めてととのえる膳。鯛は、その形や色合いが好まれ、「めでたい」の語呂合わせも手伝って、また、鯉は「鯉の滝登り」が出世や栄転を思わせることから、古くから祝い膳に供された。婚礼に夫婦和合の象徴としてはまぐりを用い、また、おせちの一つ一つの料理、たとえば黒豆には「まめに暮らせるように」というように、祝い膳にはさまざまな願いを込めた料理をととのえる。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報