神の平和,神の休戦(その他表記)Pax Dei, Treuga Dei[ラテン],Paix de Dieu, Trêve de Dieu[フランス]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「神の平和,神の休戦」の解説

「神の平和,神の休戦」(かみのへいわ,かみのきゅうせん)
Pax Dei, Treuga Dei[ラテン],Paix de Dieu, Trêve de Dieu[フランス]

教会主導による西欧封建社会期の平和運動。10世紀末以来の各地教会会議クレルモン教会会議で設定。「神の平和」は,特定の人や財産を侵害しない旨の,封建貴族間の平和誓約。「神の休戦」は,特定期間(例えば金曜日から日曜日,待降節,四旬節,復活祭など)内の,教会による戦闘禁止(戦闘は1年に90日以内)。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む