日本歴史地名大系 「神ノ浦」の解説 神ノ浦こうのうら 長崎県:南松浦郡若松町神ノ浦[現在地名]若松町神ノ浦郷若松村の北にあり、集落は若松瀬戸に臨む。北西に天神(てんじん)山、北に猿(さる)浦がある。江戸時代は若松村のうちで、慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳にみえる「高浦」は当地と考えられ、福江(ふくえ)湊から一二里の船路であった。延宝三年(一六七五)の新田改では若松村・神之浦(こうのうら)村・神部(こうべ)村の三ヵ村合せて高八石余で、享保六年(一七二一)には若松村神ノ浦二石余、安永元年(一七七二)には若松村神ノ浦七石余(天保五年福江領高辻郷村帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報