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塩釜 しおがま

4件 の用語解説(塩釜の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塩釜
しおがま

干菓子の一種。もち米を主にした落雁風の棹菓子。元来は宮城県塩竈市の特産であるが,現在では全国的につくられている。

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百科事典マイペディアの解説

塩釜【しおがま】

干菓子の一種。炒(い)ったもち米粉に白砂糖と少量の塩を加え,水あめ液で湿りを与え,もみまぜて押枠(わく)に入れ固めたもの。風味づけにユカリ(本来はアマモであるが,代りにシソが用いられる)を散らす。

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世界大百科事典 第2版の解説

しおがま【塩釜】

製塩に使用する釜。古代においては鹹水(かんすい)を煮つめて生塩(きしお)を生産するものと,生塩を熬(い)って焼塩を作るものとがあった。製塩土器もこのいずれかに使われた釜の一種である。《正倉院文書》などにみられる煎(せん)(熬(ごう))塩鉄釜というのは焼塩生産の釜で,千葉県富津市の金谷(かなや)神社にはこの種の釜が保存されている。生塩生産の釜は,たらい型の土釜のものと推定される破片が志摩で発見されている。

しおがま【塩釜】

和菓子の一種。もち米を蒸して餅につき,これを焼いてから粉末にしたみじん粉に,砂糖,食塩などを混ぜ,木型で押して作る。シソの葉を粉末にして加えることが多い。宮城県塩竈(しおがま)神社の祭神シオツチノオジにちなむものといい,塩釜市や仙台市の名物になっている。易に使う算木のように切れ目を入れるところから,かつては算木菓子,算木餅とも呼ばれた。はじめは《御前菓子秘伝抄》(1718)の〈さんきもち〉のように材料を合わせて蒸したと思われるが,やがて《菓子話船橋》(1841)に見られるように現在と同じ製法のものになった。

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世界大百科事典内の塩釜の言及

【貸釜】より

…塩煮用の釜や炊飯用の釜を貸借する制度や慣行および貸借される釜をいう。前者は近世加賀藩において塩の専売制の一環としてとられたもので,能登塩の製造にあたり藩費をもって中居(現,石川県穴水町)の鋳物師に塩釜を鋳造させ,これを塩士に貸与する制度であった。この塩釜は御仕入釜と呼ばれ,藩が最初の6ヵ年,その後鋳物師が7ヵ年釜を所有して塩士に貸し付け,13年満期で塩士に払い下げられるものであった。…

【落雁】より

…《物類称呼》(1775)は仙台で算木菓子(さんぎがし)というとしており,《守貞漫稿》は越後の越の雪が〈白雪糕ノ精美ナルモノ〉であるといっている。算木菓子は木枠にいれたまま蒸し上げ,それを占いに使う算木形に切ったための名で,現在では塩釜(しおがま)と呼ばれているものである。すなわち,越の雪も塩釜も初めは材料,製法ともに落雁とはちがう白雪糕であったのだが,のちに本質的にはなんら落雁と異なるところのない押物へと変化したのであった。…

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