神崎出作村(読み)かんざきしゆつさくむら

日本歴史地名大系 「神崎出作村」の解説

神崎出作村
かんざきしゆつさくむら

[現在地名]松前町出作

現松前町の東部、寛文年間(一六六一―七三)には出作村と改められている。西に北神崎きたかんざき村、東に徳丸とくまる村がある。嘉元四年(一三〇六)七月二五日付の石清水文書に石清水いわしみず八幡宮領伊予国神崎出作保の課役が権大納言藤原師信によって免除されている。この地名の古さが知られる。出作は神崎荘民が荘境を越えて耕作した事実を示すものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android