神楽巫女(読み)カグラミコ

デジタル大辞泉 「神楽巫女」の意味・読み・例文・類語

かぐら‐みこ【神楽巫女】

神楽を奏する女性。かぐらめ。かぐらひめ。

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精選版 日本国語大辞典 「神楽巫女」の意味・読み・例文・類語

かぐら‐みこ【神楽巫女・神楽神子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神楽を奏する女。かぐらめ。かぐらびめ。かぐらおんな。かぐらおとめ。
    1. [初出の実例]「姫松は神楽神子(カクラミコ)にて住の江の岸うつ波は宜祢(きね)が皷か」(出典狂歌古今夷曲集(1666)九)
  3. 江戸末期、大坂で、五節句の日に出た門付け乞食の一つ。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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世界大百科事典(旧版)内の神楽巫女の言及

【巫女∥神子】より


[神社巫女]
 神社に奉仕する女性のうち神楽(かぐら)や湯立の神事で重役を果たす神女である。鈴振り神子,湯立神子,神楽神子とも称される。これにもローカルタームがあって,宮中の神事に奉仕した御巫(みかんこ),伊勢神宮の斎宮(いつきのみや),賀茂神社の斎院またはアレオトメ,熱田神宮の惣の市(そうのいち),鹿島神宮の物忌(ものいみ),厳島神社の内侍(ないし),美保神社の市(いち)などが著名である。…

※「神楽巫女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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