福左内村
ふくさないむら
[現在地名]常盤村水木 福西
十川の氾濫原上にある水木村の支村。喜太夫川をはじめとして、用水路として曾我堰・水木堰、排水路として熊堰・夕顔堰・瀬良沢堰が網の目のように発達している。明治初年の「新撰陸奥国誌」に、水木村の支村として「本村の未申の方二丁二間にあり家数四十一軒あり」とある。延宝年間(一六七三―八一)北畠氏の末裔である溝城刑部の家臣今市左衛門・今次右衛門が開いたとも、福士左内の開拓で、これが村名となったともいうが(常盤村誌)、定かでない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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