曾我(読み)そが

精選版 日本国語大辞典 「曾我」の意味・読み・例文・類語

そが【曾我】

[1]
[一] 島根県雲南市大東町須賀(すが)のこと。
[二] 神奈川県足柄上郡の旧村名。昭和三一年(一九五六)小田原市と大井町に分割合併。曾我祐成(すけなり)・時致(ときむね)兄弟の養父祐信の由縁の地。
[2] 〘名〙
※雑俳・柳多留‐二〇(1785)「顔見せのむすめは曾我に娵て来る」
② (曾我兄弟貧乏であったところから) 貧乏のことをいう。曾我殿
※雑俳・登梯子(1705)「貧乏な咄しは曾我へ転る也」
③ 「そが(曾我)の雨」の略。
※雑俳・柳多留‐四九(1810)「言訳に紺やは少し曾我を交」

そが【曾我】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「曾我」の意味・わかりやすい解説

曾我
そが

神奈川県南西部,小田原市東部の地区大磯丘陵西麓集落が連なり,斜面には約3万本のウメが植えられ,観梅名所。また小田原特産の梅干原料となっている。城前寺には仇討ちで有名な曾我兄弟の墓がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「曾我」の解説

曾我
そが

歌舞伎浄瑠璃外題
作者
河原崎権之助(1代)
初演
寛文5.1(江戸森田座)

曾我
(通称)
そが

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
勝鬨誉曾我 など
初演
延宝3.5(江戸・山村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android