福田 把栗(読み)フクダ ハリツ

20世紀日本人名事典 「福田 把栗」の解説

福田 把栗
フクダ ハリツ

明治〜昭和期の僧侶,漢詩人,俳人



生年
慶応1年5月27日(1865年)

没年
昭和19(1944)年9月10日

出生地
紀伊国新宮(和歌山県)

本名
福田 世耕

別名
別号=静処,古山人

経歴
早くから漢詩人として名を成し、漢詩集「逍遙集」を刊行。明治22年正岡子規に入門して俳句を始め、特異な風格を示した。39年9月「甲矢」特集号に「亦可録」と題して詩文と俳句が掲載されている。「糸瓜忌や経よむ僧も発句弟子」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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