福田県(読み)ふくだのあがた

日本歴史地名大系 「福田県」の解説

福田県
ふくだのあがた

至徳四年(一三八七)成立の「塩山抜隊和尚語録」の明祐禅尼三十三回忌の項で、「甲州路福田県。有長寿住持任知賓并姉妹兄弟等殊性受禅尼者」と記される。抜隊は県をムラの意で用いたものか。遺称地はないが江戸時代のなか村の諏訪明神鳥居に福田の社とあり、金竹かねたけ村に福田祠があった(甲斐国志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android