私注(読み)シチュウ

デジタル大辞泉 「私注」の意味・読み・例文・類語

し‐ちゅう【私注】

みずからほどこした注釈謙遜けんそんしていう語。「万葉集私注

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「私注」の意味・読み・例文・類語

し‐ちゅう【私注・私註】

  1. 〘 名詞 〙 個人的に加える注釈。普通、書物にほどこした注釈を、注釈者が謙遜していう。注釈書の題名に多く用いられる。
    1. [初出の実例]「しかしちくせうめといふ私註(シチウ)がへへるだけよけへだす」(出典洒落本・やまあらし(1808)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android