謙遜(読み)ケンソン

デジタル大辞泉 「謙遜」の意味・読み・例文・類語

けん‐そん【謙遜】

[名・形動](スル)へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま。「謙遜して何も語らない」
「(小サナ花ハ)きわめて―な、有るか無きかのものである」〈寅彦病室の花〉
[類語]卑下へりくだる謙譲敬譲控え目慎ましやか恭しい慎ましい遠慮深い消極的丁寧ご丁寧ばか丁寧丁重慇懃しとやか懇ろ謙虚敬虔恭謙慎み深い低姿勢腰が低い控え目つましい質素簡素地味つづまやか質実清貧ハンブル

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精選版 日本国語大辞典 「謙遜」の意味・読み・例文・類語

けん‐そん【謙遜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) へりくだること。卑下すること。ひかえめにすること。また、そのさま。謙譲。謙退
    1. [初出の実例]「其辞謙遜すること心の誠より出たり」(出典:応永本論語抄(1420)述而第七)
    2. 「小さい花が簇生して居るが、それは極めて謙遜な、有るか無きかのもので」(出典:病室の花(1920)〈寺田寅彦〉)
    3. [その他の文献]〔漢書‐東方朔伝〕
  3. キリスト教で、おそれをいだいて、神のあわれみを請うこと。

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