日本歴史地名大系 「秋江村」の解説 秋江村あきえむら 岐阜県:海津郡海津町秋江村[現在地名]海津町秋江成戸(なりと)村の南、長良川右岸に立地し、西は東大江(ひがしおおえ)川を挟んで草場(くさば)村。「新撰美濃志」は「神鳳鈔」の尾張国内にみえる内宮と注された「秋吉御薗」を当地に比定している。「濃飛両国通史」の秋江庄の項でも同様の比定をし、いくつかの文献を示しているが未詳。正慶二年(一三三三)二月日の藤原基盛寄進状(宝生院文書)に「長岡庄河西秋江郷」とあり、長岡(ながおか)庄に所在した真福(しんぷく)寺(現名古屋市中区宝生院)に当地の一段が寄進されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報