秋江村(読み)あきえむら

日本歴史地名大系 「秋江村」の解説

秋江村
あきえむら

[現在地名]海津町秋江

成戸なりと村の南、長良川右岸に立地し、西は東大江ひがしおおえ川を挟んで草場くさば村。「新撰美濃志」は「神鳳鈔」の尾張国内にみえる内宮と注された「秋吉御薗」を当地に比定している。「濃飛両国通史」の秋江庄の項でも同様の比定をし、いくつかの文献を示しているが未詳。正慶二年(一三三三)二月日の藤原基盛寄進状(宝生院文書)に「長岡庄河西秋江郷」とあり、長岡ながおか庄に所在した真福しんぷく(現名古屋市中区宝生院)に当地の一段が寄進されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android