日本歴史地名大系 「秋津川村」の解説 秋津川村あきづがわむら 和歌山県:田辺市秋津川村[現在地名]田辺市秋津川秋津川(現右会津川)の上流域山峡に位置、集落は下(しも)・中(なか)・竹藪(たけやぶ)・谷(たに)ノ川(がわ)(現谷川)・洞(ほら)の五つに分れる(続風土記)。中世は秋津庄に含まれ、地名は天正一一年(一五八三)の稲荷神社祝詞案文(国立史料館蔵牟婁郡古文書)に「秋津川邑」とみえる。秋津庄は室町時代熊野神領であったらしく、その地頭目良弥次郎春湛が居城したと伝える中峰(なかみね)城跡が中にある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by