秋浜村(読み)あきはまむら

日本歴史地名大系 「秋浜村」の解説

秋浜村
あきはまむら

[現在地名]七塚町秋浜

河北郡北西部、日本海に面し、内灘うちなだ砂丘の一部である河北台かほくだい砂丘上にあり、北はきた村、南は外日角そとひすみ村、東は宇野気新うのけしん(現宇ノ気町)。慶長六年(一六〇一)一二月一三日付の石川郡・河北郡一六ヵ村の浜方地子を免除した前田利長判物(加賀藩史料)に「あき浜村、上あき浜村」とあり、「上あき浜村」が当村と推定されている(七塚町史)。無高所で、寛文一〇年(一六七〇)の村御印(赤井文書)では、小物成として地子銀一六五匁、塩釜役二六匁(ほか一〇四匁退転)・外海船櫂役四五五匁(うち二七〇匁出来)、猟船櫂役一五匁・外海引網役六〇匁、塩役六匁四分(出来)・六歩口銭八分(出来)があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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