科戸の風(読み)シナトノカゼ

デジタル大辞泉 「科戸の風」の意味・読み・例文・類語

しなと‐の‐かぜ【科戸の風/長戸の風】

級長戸辺命しなとべのみこと級長津彦命しなつひこのみこと)の名から》異称
「―の天の八重雲を吹き放つ事のごとく」〈祝詞・六月晦大祓〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「科戸の風」の意味・読み・例文・類語

しなと【科戸】 の 風(かぜ)

  1. 風の異称。特に、いっさいの罪やけがれを吹き払う風の意に用いられる。
    1. [初出の実例]「天の下四方(よも)の国には、罪といふ罪はあらじと、科戸之風(しなとのかぜ)の天の八重雲を吹き放つ事の如く」(出典延喜式(927)祝詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android