科戸の風(読み)シナトノカゼ

デジタル大辞泉 「科戸の風」の意味・読み・例文・類語

しなと‐の‐かぜ【科戸の風/長戸の風】

級長戸辺命しなとべのみこと級長津彦命しなつひこのみこと)の名から》異称
「―の天の八重雲を吹き放つ事のごとく」〈祝詞・六月晦大祓〉

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精選版 日本国語大辞典 「科戸の風」の意味・読み・例文・類語

しなと【科戸】 の 風(かぜ)

  1. 風の異称。特に、いっさいの罪やけがれを吹き払う風の意に用いられる。
    1. [初出の実例]「天の下四方(よも)の国には、罪といふ罪はあらじと、科戸之風(しなとのかぜ)の天の八重雲を吹き放つ事の如く」(出典延喜式(927)祝詞)

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