移香(読み)うつりが

精選版 日本国語大辞典 「移香」の意味・読み・例文・類語

うつり‐が【移香】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うつりか」とも ) 物に移り残った香。残香遺薫
    1. [初出の実例]「蝉のはのよるの衣はうすけれどうつりがこくもにほひぬるかな〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八七六)
    2. 「ありつる扇御らむずればもてならしたるうつりかいと染み深うなつかしくて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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