移香(読み)うつりが

精選版 日本国語大辞典 「移香」の意味・読み・例文・類語

うつり‐が【移香】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「うつりか」とも ) 物に移り残った香。残香遺薫
    1. [初出の実例]「蝉のはのよるの衣はうすけれどうつりがこくもにほひぬるかな〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八七六)
    2. 「ありつる扇御らむずればもてならしたるうつりかいと染み深うなつかしくて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む