コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

稀用薬 きようやく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

稀用薬
きようやく

みなしご薬。患者数の少ないきわめてまれな病気に対する診断,治療,予防などに用いられる薬物。使用される量が限られるために,製薬会社が開発に積極的にならないことから,政府による保護措置がとられることが多い。アメリカでは Orphan Drug法 (稀用薬法) が制定され,発病率 1000人に1人以下の疾患の治療に用いられる薬剤の開発費用に対する税金の減免や,開発したメーカーに一定期間独占的な販売権を与えるなどの保護政策がとられている。日本においても厚生労働省が,国内の患者数が5万人未満で,特に必要性の高い医薬品,医療機具を対象にして,開発助成金の交付,法人税の一部控除,承認申請の優先審査などの優遇措置の制度を設けている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

キラウエア火山

ハワイ諸島の南東端、同諸島中最大のハワイ島南東部を占める玄武岩質の活火山。標高1222メートル。島の中央部にあるマウナ・ロア山、マウナ・ケア山と同様に、傾斜が平均6~7度の緩やかな楯状(たてじょう)火...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android