稚けなし(読み)いわけなし

精選版 日本国語大辞典 「稚けなし」の意味・読み・例文・類語

いわけ‐な・し【稚なし】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 歴史的仮名遣いは「いわけなし」「いはけなし」のいずれか不明。「なし」は、そのような性格が著しいことを示す接尾語。動詞「いわく(稚)」と同語源 ) 年齢的に幼い。また、幼稚な性格や態度行動を示す。あどけない。いとけない。
    1. [初出の実例]「いと、この大人どもいはけなしや」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
    2. 「いはけなき身も読や庭訓 打ならふ皷の皮を取あげて〈重頼〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む