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庭訓 テイキン

大辞林 第三版の解説

ていきん【庭訓】

〔孔子が、自分の子が庭を走り抜けるのを呼びとめて詩や礼を学ばなければいけないとさとしたという「論語季氏」の故事から〕
家庭で子に親が教えること。親が子に教える教訓。にわのおしえ。 「父大いに諫めて、…と-を残しければ/太平記 7

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

庭訓
ていきん

家庭での教育、親が子供に与える教。中国古代の聖人孔子の子伯魚が、孔子の弟子陳亢(ちんこう)に、「孔子が、庭を走り過ぎる伯魚に、詩を学ばなければりっぱにものがいえないと諭し、礼を勉強しなければりっぱな人間として世の中にたてないと教えた」と語ったところ、陳亢は「詩と礼のたいせつなことを会得し、君子たるものは、わが子の教育にある距離を置き、自主的に学ばさせるものだ」と知って、大いに喜んだと伝える『論語』「季子」の故事による。[田所義行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の庭訓の言及

【庭訓往来】より

…南北朝後期から室町初期の作と推定される。庭訓は,孔子が庭で息子を呼びとめ,詩や礼を学ぶべきことを説いた故事から出た語で,家庭での教訓,父から子への教訓を意味する。手紙文の形式をとり,〈正月状往〉〈同返〉以下12月まで各月2通ずつに〈八月状単〉を加えた25通からなる。…

※「庭訓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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