精選版 日本国語大辞典 「稲舂」の意味・読み・例文・類語
いね‐つき【稲舂】
- 〘 名詞 〙
- ① 稲の実を臼(うす)の中に入れ、杵(きね)でついて白米にすること。こめつき。
- 稲舂き①〈大和耕作絵抄〉" />稲舂き①〈大和耕作絵抄〉
- ② 大嘗会(だいじょうえ)に神前に供える稲をつくこと。いなつき。
- [初出の実例]「有二稲舂事一」(出典:玉葉和歌集‐仁安三年(1168)一一月一三日)
- ③ 「いねつきむし(稲舂虫)」の略。
- [初出の実例]「螽は童部のいねつきと云ふ虫也」(出典:塵添壒嚢抄(1532)八)
稲舂の補助注記
「塵袋‐四」では「いねつち(き也)」とある。