デジタル大辞泉 「白米」の意味・読み・例文・類語
はく‐まい【白米】
[類語]米・玄米・新米・古米・古古米・
籾米(もみごめ)から籾殻を除いたものが玄米で、玄米を精白して胚芽(はいが)と糠(ぬか)層を除いたものが白米である。精白米ともいわれる。玄米全粒に対し重量比で糠層(主として果種皮と糊粉(こふん)層)5~6%、胚芽2~3%、胚乳90~92%である。したがって主として胚乳部分を集めたものである白米は、普通、精白度(歩留り)90~92%である。胚乳の主成分、すなわち白米の主成分はデンプンであり、乾物重量の約90%を占める。また白米は乾物重量で約8%のタンパク質を含む。米は主食として相当量摂取するので、日本人にとって主要なエネルギー源であることはいうまでもなく、さらに植物性タンパク質の給源としても重要である。しかし、そのほか脂質、無機質、ビタミン類あるいは食物繊維の含量は少ない。これは、デンプン以外の成分の大部分は胚芽と糠層に含まれているため、精白の段階で除かれるからである。
[不破英次]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…このほか搗米を営むものとして大道搗が,1727年(享保12)当時1100人ほどいた。搗米屋,大道搗はともに玄米を河岸八町米仲買(25人),脇店八ヵ所組米屋(275人)から買い入れ,白米にして消費者に売っていた。消費者への米の販売は,河岸八町米仲買と脇店八ヵ所組米屋が玄米を,搗米屋が白米を売ること以外にはできなかった。…
※「白米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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