塵添壒嚢抄(読み)じんてんあいのうしょう

精選版 日本国語大辞典 「塵添壒嚢抄」の意味・読み・例文・類語

じんてんあいのうしょうヂンテンアイナウセウ【塵添壒嚢抄】

  1. 室町中期の辞書。二〇巻。編者は釈氏某比丘とあるが未詳。天文元年(一五三二)成立。「壒嚢鈔」に「塵袋(ちりぶくろ)」の一部を加え、取捨補訂をほどこしたもの。俗語や神仏関係の語の意義起源和漢故事などについて解説する。仏教に中心を置く一種百科辞書として利用価値は高い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android