稲葉良太郎(読み)イナバ リョウタロウ

20世紀日本人名事典 「稲葉良太郎」の解説

稲葉 良太郎
イナバ リョウタロウ

明治・大正期の陸軍軍医,衛生学者



生年
明治10(1877)年1月4日

没年
大正8(1919)年4月30日

出身地
埼玉県

学歴〔年〕
東京帝大医学部〔明治32年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正1年〕

経歴
明治33年陸軍軍医となり、35年一等軍医に進む。40年陸軍軍医学校教官を務め、衛生学一般を担当する。翌41年ドイツ駐在を命じられベルリン大学留学細菌学病理学を学ぶ。43年帰国して再び陸軍軍医学校教官を務め、陸軍技術審査部員・陸軍戸山学校御用掛を兼ね、大正元年医学博士の学位を得た。8年パリで開催の万国衛生会議に出席し、同年4月帰国途上に没した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲葉良太郎」の解説

稲葉良太郎 いなば-りょうたろう

1877-1919 明治-大正時代軍人
明治10年1月4日生まれ。33年陸軍軍医となり,40年軍医学校教官。翌年ベルリン大に留学。帰国後の43年軍医学校教官と技術審査部員,戸山学校御用掛をかねた。大正8年パリの万国衛生会議に出席し,帰国途上の同年4月30日死去。43歳。埼玉県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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