稲麻(読み)トウマ

デジタル大辞泉 「稲麻」の意味・読み・例文・類語

とう‐ま〔タウ‐〕【稲麻】

稲麻竹葦ちくい」に同じ。
「馬回りにかち立ちの射手五百人、…―の如く打ち囲うだり」〈太平記・二六〉

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精選版 日本国語大辞典 「稲麻」の意味・読み・例文・類語

とう‐まタウ‥【稲麻】

  1. 〘 名詞 〙 イネアサ。また、幾重にも取り囲んでいるさま、物が多く入り乱れているさまのたとえにいう。稲麻竹葦
    1. [初出の実例]「智人は稲麻のごとし、弘通は竹葦ににたり」(出典:日蓮遺文‐撰時抄(1275))

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