稽古浄瑠璃(読み)ケイコジョウルリ

デジタル大辞泉 「稽古浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐じょうるり〔‐ジヤウルリ〕【稽古浄瑠璃】

浄瑠璃稽古すること。また、素人が修業中に語る未熟な浄瑠璃。
「竹の柱に節込めし―、太平記」〈浄・生玉心中

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「稽古浄瑠璃」の意味・読み・例文・類語

けいこ‐じょうるり‥ジャウルリ【稽古浄瑠璃】

  1. 〘 名詞 〙 素人(しろうと)が浄瑠璃を稽古すること。また、稽古のために語る浄瑠璃。
    1. [初出の実例]「茶屋が藁屋の軒つづき、竹の柱に節こめし、けいこ浄るり太平記、琴のつれ歌引かへて」(出典:浄瑠璃・生玉心中(1715か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android