積層不整(読み)せきそうふせい

最新 地学事典 「積層不整」の解説

せきそうふせい
積層不整

stacking disorder

層状珪酸塩鉱物などの層状構造をもつ結晶における層の重なり方の部分的な乱れ。三次元的な規則性の高い雲母の良結晶にもわずかの不規則性があるが,微粒の粘土鉱物では一般に積層不整が著しく,スメクタイトのように非常に不規則な積層(二次元結晶)に至るまで,種々の段階の不整がある。顕著な中間段階としては蛇紋石-カオリン鉱物や緑泥石の層間で,b/3のずれが不規則に起こる場合。O-OH結合をもつ鉱物は一般にこの種の不整をもち,k≠3nの指数X線反射は不鮮明か,出現しない。雲母粘土鉱物で積層の乱れたものは1Md(ポリタイプの1Mの積層の乱れたもの)と呼ばれ,少量のスメクタイトとの混合層鉱物が含まれることも。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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