穢多・非人(読み)えた・ひにん

旺文社日本史事典 三訂版 「穢多・非人」の解説

穢多・非人
えた・ひにん

江戸時代,士農工商の下位に置かれた賤民階級
穢多は中世以来の隷属民や激しい社会変動で没落した人びとからなり,幕藩体制維持のため,封建的身分制最下層に位置づけられた。非人道的に身分職業住居を固定されて,皮革・死刑執行・斃馬牛の処理にあたらされた。非人は乞食犯罪・心中未遂などの転落者で,遊芸物貰いに従事する人びとであるが,足洗い(旧身分復帰)が認められた。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む