(読み)ひつじ

精選版 日本国語大辞典 「穭」の意味・読み・例文・類語

ひつじひつぢ【穭・稲孫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「ひつち」 ) 刈ったあとの株から、また生える稲。また、それになる実。ひつじいね。ひこばえ。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「かれる田におふるひつちのほにいでぬは世を今更に秋はてぬとか〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・三〇八)

おろか‐おい‥おひ【穭】

  1. 〘 名詞 〙 刈ったあと種がこぼれて自然に生えた稲。また、草木の切り株から生えた芽。ひつち。ひこばえ。〔十巻本和名抄(934頃)〕

ひずちひづち【穭】

  1. 〘 名詞 〙ひつじ(穭)

ひつち【穭】

  1. 〘 名詞 〙ひつじ(穭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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