穴を開ける(読み)あなをあける

精選版 日本国語大辞典 「穴を開ける」の意味・読み・例文・類語

あな【穴】 を 開(あ)ける

  1. 欠損損失を生ぜしめる。特に、金を使い込む。また、物事を不足の状態にする。
    1. [初出の実例]「只むだ遣ひにやみを盗みかけるやつは、おさきまっくらになって、とほうもない穴(アナ)をあけるもの」(出典:滑稽本・六阿彌陀詣(1811‐13)二)
    2. 「正太と手を組んで、大きな穴を開けたと聞いた」(出典:家(1910‐11)〈島崎藤村〉下)
    3. 「放送番組に穴をあけぬようスタジオをかけ廻つている」(出典:マイクとともに(1952)〈藤倉修一〉マイクこぼれ話)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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