普及版 字通 「穹」の読み・字形・画数・意味
穹
8画
[字訓] そら・きわめる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は弓(きゅう)。弓に彎曲するものの意がある。蒼穹・穹廬のように、ドーム形の天井の高いものをいう。〔詩、大雅、桑柔〕「以て穹を念ふ」、〔詩、風、七月〕「穹窒(きゆうちつ)して鼠を熏(くす)ぶ」のように用いる。〔説文〕七下に「窮なり」とするが、究極の意には究・窮を用いる。
[訓義]
1. そら、弓のように彎曲してみえる。
2. きわめる、きわまる、たかい、ふかい、大きい。
3. あな、けものあな。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕穹 タカシ・フカシ・ヨル・キハム 〔字鏡集〕穹 ソラ・タカシ・フカシ・キハム・ヨル・ヨキル
[熟語]
穹蓋▶・穹壑▶・穹官▶・穹嵌▶・穹宮▶・穹居▶・穹玄▶・穹跨▶・穹昊▶・穹谷▶・穹岫▶・穹壌▶・穹崇▶・穹然▶・穹蒼▶・穹窒▶・穹帳▶・穹天▶・穹旻▶・穹碧▶・穹冥▶・穹窿▶・穹隆▶・穹閭▶・穹林▶・穹麗▶・穹廬▶
[下接語]
圜穹・玄穹・昊穹・皇穹・高穹・秋穹・上穹・青穹・清穹・蒼穹・層穹・天穹・旻穹・碧穹・隆穹
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報