空中司令部(読み)くうちゅうしれいぶ(その他表記)airborne command post

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空中司令部」の意味・わかりやすい解説

空中司令部
くうちゅうしれいぶ
airborne command post

敵の核攻撃に対して指揮機関の残存性を高めるため,地下司令部と並んで,もう一つの司令部を,常時滞空させておくもの。世界各地と連絡が取れるほか,大統領や軍首脳が死亡した場合,機上から弾道ミサイルを発射するシステムも完備している。アメリカでは 1961年以来,ボーイング 707を改造した EC-135型機5機を使い,常時1機が飛行していたが,冷戦終了に伴い,90年代初めから常時飛行体制をとりやめた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む