司令部(読み)シレイブ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

司令部
しれいぶ

高等司令官が軍隊に対する指揮・命令を行う居所、陣営。部隊、兵団または艦隊などの組織における指揮機関であり、幕僚機関が付属する。司令官は作戦、動員、経理等をつかさどる上級将校で、統帥および軍政上の権限を有する。

 旧日本陸軍では、旅団以上の部隊に置かれたものを司令部と称し、連隊、大隊などのものを本部と称したが実質的な違いはない。司令部内の各部は時代による変遷はあったが、通常は参謀部(幕僚)、副官部、経理部、軍医・獣医部および法務部で構成されていた。各部の活動の統合調整は参謀長が行った。海軍においても艦隊などの大部隊の指揮機関を司令部とよんだが陸軍ほど複雑な機構ではなかった。

[亀野邁夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

しれい‐ぶ【司令部】

〘名〙 司令官が事務を取り扱う所。
※風俗画報‐五四号(1893)陸軍特別大演習之記「騎兵の一大隊は南軍の司令部(シレイブ)が馬場に在りて」

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