空太平(読み)からだいへい

精選版 日本国語大辞典 「空太平」の意味・読み・例文・類語

から‐だいへい【空太平・殻太平】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「から」は接頭語 ) 空虚な太平楽を並べること。むだな大言をはくこと。
    1. [初出の実例]「殻太平(カラダイヘイ)をならべ、人間大道をゆくにも直にはゆかず」(出典:滑稽本・六阿彌陀詣(1811‐13)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android