空惚(読み)そらとぼけ

精選版 日本国語大辞典 「空惚」の意味・読み・例文・類語

そら‐とぼけ【空惚】

  1. 〘 名詞 〙 そらとぼけること。とぼけたふりをすること。そらぼけ。そらっとぼけ。そらったばけ。
    1. [初出の実例]「夫子そらとぼけして如此云る也」(出典:応永本論語抄(1420)子路第一三)

そら‐ぼけ【空惚】

  1. 〘 名詞 〙そらとぼけ(空惚)
    1. [初出の実例]「人のこころををこがましくなし、そらぼけをこのみ」(出典:八雲御抄(1242頃)六)

そら‐ぼれ【空惚】

  1. 〘 名詞 〙 愛情があるようなふりをすること。心にもないのにほれたまねをすること。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android