空耳を走らす(読み)そらみみをはしらす

精選版 日本国語大辞典 「空耳を走らす」の意味・読み・例文・類語

そらみみ【空耳】 を 走(はし)らす

  1. 聞こえているのに聞こえないふりをする。
    1. [初出の実例]「紋日の相談にはつんぼさじきのそら耳(ミミ)をはしらせ」(出典洒落本・通神蔵(1801‐02)序)
  2. 聞いているようなふりをする。
    1. [初出の実例]「返辞だけはしたが、空耳を走らして聴いてはゐなかった」(出典:煤煙(1909)〈森田草平〉五)
  3. 何の音もしないのに、聞こえたように思って、その方に注意して聞く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android