空飛ぶ円盤(読み)ソラトブエンバン

日本大百科全書(ニッポニカ) 「空飛ぶ円盤」の意味・わかりやすい解説

空飛ぶ円盤
そらとぶえんばん

皿状の形体をした不思議な飛行物体。これを目撃したという報告が多数あり、物理学的、科学的常識から外れた不思議さから、異星からの宇宙船ではないかとされ、一般社会で大きな反響をよび、映画や小説にも盛んに取り上げられている。形状は皿形、円盤形から葉巻形などさまざまの変遷をたどっている。学界では認められておらず、「未確認飛行物体」UFO(ユーエフオー)(unidentified flying objectの略。日本では「ユーフォー」と独特の呼び方をしている)とよばれている。

[横尾広光]

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改訂新版 世界大百科事典 「空飛ぶ円盤」の意味・わかりやすい解説

空飛ぶ円盤 (そらとぶえんばん)

UFO(ユーフォー)

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百科事典マイペディア 「空飛ぶ円盤」の意味・わかりやすい解説

空飛ぶ円盤【そらとぶえんばん】

UFO(ユーフォー)

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世界大百科事典(旧版)内の空飛ぶ円盤の言及

【UFO】より

…1947年6月24日,アメリカの実業家アーノルドK.Arnoldが西海岸ワシントン州のレイニア山付近上空を自家用機で飛行中,高速で飛翔する九つのなぞの物体を目撃したのが最初とされ,その形状を〈受け皿(ソーサー)〉にたとえたことから,〈フライング・ソーサーflying saucer〉という呼び名が生まれた。〈空飛ぶ円盤〉はその訳語だが,日本でも第2次大戦中から独自の目撃例があり,その際にこの名称が発案されたと主張する向きもある。空飛ぶ円盤が地球外より飛来した異星人の宇宙船であるという説は,49年にアメリカの航空ジャーナリスト,キーホーD.E.Keyhoeが唱えたのが公的には最初であって,これはただちに人々の興味をあつめ,空飛ぶ円盤すなわち異星の宇宙船という概念がひろまりはじめた。…

※「空飛ぶ円盤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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