突合せ抵抗溶接(読み)つきあわせていこうようせつ(その他表記)butt welding

日本大百科全書(ニッポニカ) 「突合せ抵抗溶接」の意味・わかりやすい解説

突合せ抵抗溶接
つきあわせていこうようせつ
butt welding

溶接継手(つぎて)端面を突き合わせ、そこに電流を流し、かつ加圧し、発生する抵抗発熱によって溶接する方法。アプセット溶接upset welding、フラッシュ溶接flash weldingの2種がある。前者は、突き合わせた端面に、あらかじめ圧力を加えておいて電流を流す方法であり、比較的小断面の金属線材、棒材の溶接に利用される。後者では、通電初期には強い圧力をかけず、接触部が溶融、飛散して生ずるアークによる発熱をも加熱に利用し、最終的に強い圧力をかけて溶接する。接合部に形成される鋳ばりの除去が必要になるが、強い溶接継手が得られるので、断面積の大きい伝動軸などの製作に利用される。

桑名 武・原善四郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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